三笠フーズ問題は早急な対応を行うべき
三笠フーズの問題が本格焼酎業界に大きな波紋を投げかけています。読売新聞の
汚染米転売は10年前から、三笠フーズ顧問認める : 週間ニュース : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
という報道によれば、三笠フーズから直接購入したのは鹿児島1社と熊本2社の合計3社です。さらに鹿児島の仲介業者経由で鹿児島の蔵元が少なくとも1社以上購入していることが判っています。
本来であれば、こうした事態が発生した場合には真っ先に購入先を突き止め、公表するのが農林水産省の務めであるはずにもかかわらず、「いらぬ混乱を招く」といまだに公表する気配を見せません。早急な事実の公表と対処によって風評被害が最低限に抑えられるのは宮崎で発生した鳥インフルエンザ問題の時に証明されているにもかかわらず、今回の問題における農水省の姿勢は、過去に学ばないという点で三笠フーズと同じです。
一方で、勇気ある蔵元も登場しました。鹿児島の西酒造が自主的に事故米の使用を公表したのです。
汚染米、西酒造焼酎に混入 30万本分回収へ : 南日本新聞-鹿児島県内ニュース.
これは大変に勇気のある行動であると思います。自主回収となるとその費用が膨大になりますし、何処が負担するのか、という問題も発生するわけです。しかし、本格焼酎業界全体のことを考え、自社にとっても最小限の被害で食い止めるには今の段階で事実を公表し、速やかに対応を取ることが最も適切な処置のはず。今回の西酒造の行動は当たり前のことではありますが、しかし、賞賛すべき行動であると思います。なお、該当の米が使用されたのは「薩摩宝山」のみで、他の商品は使用していないとのことですので「薩摩宝山」以外は安心して呑むことが出来ます。
このBLOGでは新しい事実が分かり次第、速やかにお知らせして参ります。何卒、皆様風評被害に踊らされることなく、本格焼酎を今後とも呑み続けて下さい。よろしくお願い致します。
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2008年9月8日12:00追記:
また勇気のある蔵元が現れました。先ほど熊本県の酒造メーカーが自主的に使用を公表しました。
熊本・鹿児島の焼酎メーカー3社、「事故米」混入の可能性 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
具体的に抜群酒造と六調子酒造です。抜群酒造は「全麹抜群」のみに使用しており、他の商品には一切混じっていないとのことです。抜群酒造の他の商品まで買い控える必要はありませんので、皆様くれぐれもご留意下さい。また、六調子酒造は幸いにも該当の米を使用した商品はまだ出荷前とのことで、そのまま廃棄処分となるようです。市場に出回っている六調子酒造の商品はどれも安全ですので安心して呑んで欲しいと思います。
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2008年9月8日18:00追記:
現在の時点で5社が社名を公表しました。
NIKKEI NET:社会: 事故米は6社に転売 農水省、5社の社名公表
追加されたのは福岡県の光酒造と鹿児島県の喜界島酒造です。いずれの蔵も勇気ある行動には頭が下がります。
記事では少なくとも6社とありますのであと1社社名を公表していないところがあります。ほかにもまだあるかもしれません。該当する会社はいずれも被害者なのですからこれ以上の被害拡大とならないためにも英断を望みます。
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2008年9月8日18:25追記:
農林水産省は残りの一社は研究用の米なので市場に出回っていないから公表しないという考えのようです。
農林水産省のアンチ消費者心理にはほとほと参ります。すべてを公表し、被害を最小限に食い止めるのが先決で、市場に出回っていないからいいとか悪いとかそういう問題ではないのです。事実を少しでも隠すとほかにもまだあるのではないかと思うのが消費者心理です。自分たちの責任を少しでも軽くしたいのかもしれませんが、役人の責任逃れのために焼酎業界が巻き込まれたのではたまったものではありません。
なお、上記記事によると喜界島酒造は熟成中の原酒なので市場には投入されていないようです。コンビニなどに並んでいる喜界島酒造の焼酎は安全ですので皆様ご安心ください。また、
によると光酒造でも原料として使用している銘柄などが確認でき次第、自主回収を開始するとのことですので、こちらもご安心ください。
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2008年9月9日11:00追記:
サンプルのみを受け取っていて、実際に製造まではしていなかった蔵も名乗り出ました。
汚染米転売 「検査済み」信用/喜界島酒造 : 南日本新聞-鹿児島県内ニュース.
南日本新聞の報道によると鹿児島酒造がその該当の蔵だそうです。鹿児島酒造では該当の米はサンプルとして受け取っただけで結局製品化するまでには至らないという判断だったようです。
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2008年9月9日15:20追記:
清酒蔵も公表をはじめました。
清酒蔵に販売されたという情報は全くなかったわけでして、ここで自主的に公表するというのは勇気のいることだと思います。
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2008年9月10日14:40追記:
また一社、鹿児島の黒糖蔵が自主公表しました。零細蔵なので確認に手間取ってしまったようです。
購入した価格は鹿児島県酒造組合経由で購入するよりも1割高い値段で、良い米を使おうとして今回の詐欺に遭ってしまったようです。対象銘柄は「島一番」と「氣(白麹)」です。期間も限定されており、自主回収が始まっていますので、これ以外の銘柄は安心して呑める状況です。
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2008年9月11日11:00追記:
鹿児島県での厳しい検査の結果、鹿児島県の3蔵の商品からはメタミドホスとアセタミプリドは検出されませんでした。
汚染米転売 焼酎から農薬検出せず/鹿県検査 : 南日本新聞-鹿児島県内ニュース
いずれの農薬も基準値は0.01ppmとなっていますが、精密な検査によって0.0001ppmの単位での検証を行っても検出されなかったそうです。今後、カビ毒についても検証を行い、安全性を確認するそうですが、とりあえず農薬による健康被害はありませんので、万が一呑まれていても農薬に関しては大丈夫です。
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