2008年5月 9日

平成20年熊本国税局酒類鑑評会

やや旧聞に類する話題となってしまいましたが、今年も熊本国税局が主催する酒類鑑評会の結果が出ましたので記載しておきます。

今年の酒類鑑評会の結果は4月18日に発表となりました。平成20年熊本国税局酒類鑑評会で受賞製造場代表・受賞製造責任者代表となった蔵は以下の通りです。()内は所在県・受賞銘柄・主原料。

  • 受賞製造場代表
    • 松下醸造場(熊本、最古蔵、米)
    • 二階堂酒造(大分、大分むぎ焼酎二階堂、麦)
    • 明石酒造(宮崎、明月、甘藷=さつまいも)
    • 白金酒造平松工場(鹿児島、白金乃露 黒、甘藷=さつまいも)
  • 受賞製造責任者代表
    • 田苑酒造熊本工場(熊本、田苑、米)
    • 三和酒類第三製造場(大分、いいちこ、麦)
    • 雲海酒造綾工場(宮崎、いいとも、麦)
    • 相良酒造(鹿児島、相良兵六、甘藷=さつまいも)

受賞された各蔵の皆様おめでとうございました。

ななお、清酒も含めた入賞全銘柄に関しては熊本国税局の公式発表をご覧ください。

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2008年4月 5日

米から焼酎を作り、焼酎かすから肥料をつくる循環農業

リンク: 日本農業新聞 - 焼酎粕入り肥料販売 循環型農業めざす/熊本・JAくま.

もともと粕取焼酎という焼酎は、清酒を絞ったあとに出る酒粕からアルコールを取り除き、栄養要素を肥料として使うために考え出された農業の知恵でした。酒粕は「粕汁」という汁物があるように栄養満点で人体にも良いものです。そして栄養満点であるからこそ、植物の成長にも良いわけです。本当なら球磨焼酎の絞りかすもアルコール分さえなくなればそのままで十分な肥料となるわけですが、この酒粕を畑に捲くとなぜか「廃棄物の不法投棄」となってしまうのが今の日本です。

とはいえ、何もせずに処理だけして廃棄してしまうよりはこちらの方が自然には優しいわけです。もっといえば、せっかく作った食べ物を消費することなく油にしてしまうよりは、こうした循環農業の方がCO2の削減にもつながることでしょう。JAくまの試みが成功することを祈念して止みません。

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2008年2月18日

料飲店の自家製果実酒・梅酒・前割り焼酎の帳簿義務化には反対

先日、天神FMで蔵元の肉声が聞けるコミュニティFMをやっているという話をこちらで書きましたが、本日(2008/02/18)に国分酒造協業組合の笹山護氏が出演した回が公開されました。これもまた以前こちらで書いたのですが、料飲店の自家製梅酒・自家製前割り焼酎に関する話題を笹山氏が話されています。

このPodCastを聞きまして、たまたまある方からいただいた情報を思い出しました。その方によれば、今回の法律改正で料飲店の自家製前割り焼酎と自家製梅酒の提供が合法化されるものの申告や記帳などが義務づけられるという方針が国税当局から打ち出されたようです。

この情報提供が正しいとするならば、せっかく合法化されたとしても前割り焼酎や梅酒を造り、販売するたびにどの程度売れて何杯提供したのかを毎日リアルタイムで記帳しなければならないという事態が発生します。それほど問題がないように見えるかもしれませんが、POSレジを導入している大手居酒屋ならばまだしも横丁の赤提灯では提供するたびに帳簿を出してきて、記載をしなければならず、宴会などが入ってしまった場合にはとても手に負えなくなるのが目に見えています。現実問題として、それらの帳簿を税務署が逐一チェックするのかといわれればおそらく答えはNoでしょう。

では、なぜこんなことをさせようとしているのか。明確の意図が国税当局から発表されているわけではないですが、個人的に自家製梅酒や前割り焼酎に課税をするための前段階なのではないかと穿った見方をしています。帳簿さえ付けさせておけば、突然課税の方針を出しても料飲店がすぐに対応できるだろうという腹ですね。もちろん私の勝手な推測ではありますが、帳簿の義務化にはこんなところがあるのではないかと思っています。

そもそも梅酒にせよ、前割り焼酎にせよ、ベースとなる本格焼酎・甲類焼酎などは既に酒税を支払っているわけです。いったん税務署の手を離れている納税済みの酒類に対して、「みなし製造」という規制があること自体、既におかしな話な訳です。本来、こうしたことは断じて認めてはならないと思います。そもそも自家製前割り焼酎と果実酒の提供だけではまだ本来は足りないのです。日本酒ベースの果実酒はなぜ認められないのか、官僚に聞いたところで明確な回答は出てこないでしょう。出てきたとしても蒸留酒と醸造酒の違いがあるという程度の位置づけしかないはずです。

酒は文化である、という言葉はよく使われます。スコットランドにスコッチがあり、アイルランドにアイリッシュウイスキーがあり、フランスにワインとブランデーがあり、ドイツにドイツビールがあり、ベルギーにベルギービールがあり、中国に紹興酒や白酒があり、ロシアにウオッカがあり、メキシコにテキーラがあり、オランダにジンがあり、カリブ海にラムがあるように日本には日本酒と本格焼酎があるのです。食はその国の文化生活をはかる一つの目安ですが、酒も同様です。諸外国では食や酒をどのように考えているか、というのはその人の人格をみるという意味で重要視されています。しかし、こうした小手先の改定しか発想できない、日本という国の行政の如何に不毛なことか。ペーパーテストしかできない役人には「食文化」「酒文化」という発想は「試験に出ないから勉強しませんでした」という程度のものなのでしょう。

先々には日本酒で作る果実酒やバーベキューに持っていった自家製前割り焼酎を振る舞うことも合法化しなければならないわけですが、その前段階として、まずは自家製果実酒・前割り焼酎の帳簿義務化に反対する必要があると思います。これがこのまま通りますと我々が作る果実酒もそのうち帳簿の義務づけが強行されかねません。もし、ご賛同頂けるようでしたら財務行政へのご意見・ご要望の受付から「税制」を選んで頂き、「自家製果実酒・自家製前割り焼酎を料飲店が提供するに当たって、帳簿の義務づけをするべきではない」という意見を国税当局に対して、寄せて下さい。何卒御協力のほど、よろしくお願いいたします。

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2008年2月12日

平成19年度鹿児島県本格焼酎鑑評会表彰式

BLOGを始めてから毎年ご紹介している鹿児島県本格焼酎鑑評会の結果ですが、今年も発表になりましたのでBLOGにてご紹介致します。平成19酒造年度の鹿児島県本格焼酎鑑評会各部門の総裁賞代表受賞の蔵は以下の通りです。()内は受賞銘柄。

  • 甘藷の部……三和酒造(かめつぼ仕込み)

  • 黒糖の部……奄美酒類(奄美)
    ※市場に出回っている奄美は複数の蔵元で蒸留された焼酎の原酒をブレンドしたものですが、鑑評会には各蔵元が個別に出品しています。

  • 米・麦の部……田苑酒造(田苑・米焼酎)

    また、甘藷の部で杜氏代表受賞は大海酒造(さつま大海)と決まりました。

    受賞された各蔵の皆様おめでとうございました。

    なお、入賞全銘柄に関しては、鹿児島県酒造組合平成19酒造年度 本格焼酎鑑評会優等入賞者名簿をご覧ください。

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2008年1月27日

料飲店の自家製梅酒・自家製前割り焼酎解禁へ

今国会(第169国会)に「所得税法等の一部を改正する法律案」という法律が上程されています。この法律案は様々な法律の改正をまとめて上程して一気に改正するものです。この中に「租税特別措置法」という法律の改正案が含まれています。この租税特別処置法という法律は第一条で「この法律は、当分の間、(中略)酒税(中略)その他の内国税を軽減し、若しくは免除し、若しくは還付し、又はこれらの税に係る納税義務、課税標準若しくは税額の計算、申告書の提出期限若しくは徴収につき、(中略)酒税法(昭和二十八年法律第六号)、(中略)の特例を設けることについて規定するものとする。」と規定されているように期限を定めずに法律の特例を設定するための特殊な法律です。そして、租税特別処置法には酒税に関する特例が第六章第二節に内包されています。

今回はこの租税特別措置法に料飲店の自家製梅酒・自家製前割り焼酎を条件付きながら特例で認可する「第八十七条の八」という新設条文が記載されています。上程されている法律原文は財務省所得税法等の一部を改正する法律案」(複数のPDFファイルに分割されています)の5ファイル目26ページに詳細が記載されていますが、概略を列記すると以下の通りです。

  • 料飲店が自分の店で販売することを目的に蒸留酒類と酒類以外の物品を混和する場合には酒税法に定められているみなし製造の規定を適用しない。
  • 料飲店はみなし製造行為を1年度あたり1キロリットル以内に止めなければならない。
  • 料飲店がみなし製造行為を行った酒類は他者に譲渡してはならない。
  • みなし製造行為を行う料飲店は事前に税務署に届け出なければならない。
この規定が設けられるのは一歩前進です。ガソリン税などの特例処置のせいでいつ成立するのかが全く見えませんが、南九州の文化を正常化する意味でもいち早い成立を望みます。

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2007年11月11日

球磨焼酎の文化を否定するJリーグ

リンク: ロッソ、J側がヒアリング 焼酎ロゴに難色.

Jリーグの下部組織であるJFLにはロッソ熊本というチームがあります。ここのユニフォームには高橋酒造の主力商品である「白岳」というロゴが使用されています。これに対してJリーグが「焼酎のロゴは青少年によい影響を与えない」と待ったを掛けたというニュースです。このニュースを見て、「ああ、Jリーグもその程度の下らない団体だったのだな」と思いました。高橋酒造の「白岳」は球磨焼酎であり、ただの酒造メーカーではありません。熊本県を代表する文化をつくっている企業なのです。それを「青少年への影響」を元に懸念を示すというのはバカな話です。そういう下らない指摘をする当のJリーグはパチンコメーカーやサラ金を大スポンサーにしていて、自らの公式サイトでもロゴ入りで紹介をしています。パチンコやサラ金の方がよっぽど「青少年に悪い影響」を与えるのではないでしょうか?自らは18禁産業と付き合っているくせに熊本を代表する球磨焼酎に対してけちを付けるなど言語道断であると考えます。まずはサラ金やパチンコと手を切って、それから「球磨焼酎は酒だから使ってはならん」と指摘するのが筋ではないでしょうか?Jリーグには猛省を求めたいと思います。

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2007年11月 1日

毎年11月1日は本格焼酎の日

本日、11月1日は日本酒造組合中央会が定める「本格焼酎の日」です。昔から定められていたのではなく、その年の米・麦・芋を使った新酒がだいたいこの日くらいから楽しめるようになるということで2002年に定められた記念日です。今日は色々な飲食店が本格焼酎の日を記念して飲み放題のフェアなどを展開します。また、各地で酒造組合のイベントも開催されています。いつも家ではビールという皆様も今晩の晩酌は、本格焼酎で、いかがですか?

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2007年10月31日

ロック専用芋焼酎「薩摩ロック」

リンク: ブランド名は「薩摩ロック」 ロック専用芋焼酎販売.

鹿児島県の芋焼酎蔵11社(指宿酒造協業組合、大口酒造協業組合、オガタマ酒造、小鹿酒造、小正醸造、さつま無双、白金酒造、田崎酒造、日当山醸造、山元酒造、若潮酒造協業組合)で構成する薩摩本格芋焼酎生産者協議会がオン・ザ・ロックで呑むと美味しい芋焼酎を開発、共同ブランド「薩摩ロック」として販売するという話題です。

私個人としては南九州伝統のお湯割り文化は大事にしてほしいと思っていますが、ロックで呑みたい需要にも答えていく必要がありますから難しいところです。特に大消費地である関東・関西ではやはりまだまだロックで芋焼酎を呑む人が多いですからそこにあわせていくのも重要なことだと思います。お湯割り推進派の私も夏場はまずロックで一杯呑みたい気分になることも多いので今回の共同企画にはうなずけます。鹿児島だけの企画に終わらせるのではなく、もう少し広げて「日向ロック」「球磨ロック」「奄美ロック」「壱岐ロック」などと広がっていくとそれぞれの産地による傾向も出てきてさらに面白い企画になりそうな気がします。

また、次は是非ともお湯割りで美味しいお湯割り専用芋焼酎の共同ブランド「薩摩ホット」(筆者命名)もお願いしますm(__)m

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2007年9月23日

いよいよ芋焼酎の新酒シーズン到来

本坊酒造のメールマガジンを購読しているのですが、「桜島年号焼酎」の予約販売開始のお知らせが届きました。毎年色々な蔵が新酒を販売していますが、私は本坊酒造の年号焼酎が発売されるといよいよ新酒の季節だと実感します。桜島年号焼酎は毎年ラベルを変えて出しているのでその年の瓶をコレクションする楽しみもあります。今年は色々と芋焼酎の新酒を呑んでこのBLOGでも紹介したいと思います。

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2007年9月 6日

小鹿酒造協業組合が株式会社化

リンク: 鹿児島焼酎 小鹿 - 新着情報.

9月1日付で「小鹿」「美し里」といった芋焼酎を出している小鹿酒造協業組合が組織を変更、株式会社になったとのニュースリリースです。
協業組合というのは本格焼酎の世界では良く聞く名称ですが、どんな組織かというのはご存じない方が多いと思います。そこでまずは協業組合について、拙サイト「本格焼酎の楽しみ」の「本格焼酎用語集」から引用致します。

「中小企業団体の組織に関する法律」によって設立される組合で、4以上の中小企業が会社組織自体は残しながら事業の一部ないしは全部を統合して設立する。酒類業界だけでなく、味噌や醤油などの食品業界や瓦や陶器、セメントなどの業界にも広く存在している。また、協業組合から株式会社へ転換する事例もある。本格焼酎において協業組合は瓶詰めと出荷部門の協業化から始まり、現在では生産も統合した協業組合が多く見られる。
今回、小鹿酒造協業組合は「中小企業団体の組織に関する法律」の「第四章 組織変更 第二節 株式会社への組織変更」に基づいてその組織を変更したということになります。酒造協業組合の株式会社化は鹿児島県内では初めてのことです。組合組織のメリットももちろんいろいろあるわけですが、株式会社へ組織変更するメリットももちろんあります。これは各組合の考え方によりますので一概にこれが正しいとはいえないのですが、今回、小鹿酒造協業組合では株式会社化にメリットを感じたということなのでしょう。もしかしたら今後、ほかにも株式会社化する協業組合が出てくるかもしれませんね。組織が株式会社となった小鹿酒造がどのような焼酎を出してくるのか楽しみにしたいと思います。

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2007年8月22日

鹿児島県酒造組合連合会が公募していた薩摩焼酎の認証マーク決定!

リンク: 「薩摩焼酎認証マーク」決定.

以前、マークを募集しているという記事を書きましたが、公募された中から厳正な審査を経てマークが無事に決まったようです。商標の問題がありますのでマーク自体をここではご紹介することはしませんが、黒ぢょかと猪口をデザインしたなかなか素敵なマークだと思います。鹿児島県産芋焼酎にはこれから付けられるようなので実際に見るのはもうしばらくあとになりそうですが、このマークがイメージアップとよりいっそうの普及につながってくれると嬉しいですね。

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2007年8月20日

2006酒造年度の鹿児島県本格焼酎生産量・出荷量まとまる

リンク: 鹿児島県産の本格焼酎、06酒造年度の出荷量4.2%増.

いささか旧聞に属す話題ですが、今年も鹿児島県産本格焼酎の出荷量がまとまりました。引き続き、芋焼酎の出荷量は伸びているようですが、その伸びはだいぶ落ち着きを見せてきたようです。たしかにスーパーなどでも鹿児島県の大手蔵元産芋焼酎を多数見掛けるようになっていますからだいぶ必要な量は出回るようになってきているのでしょう。より一層の出荷を目指してまだ甲類(連続式蒸留焼酎)の強い東北・北海道への普及と海外輸出を目指すようですが、東京などの大都市圏でもまだまだファンを開拓する余地は残っていると思います。東京で呑んでいる人々が必ずしも本格焼酎をしっかりと受け入れたわけではなく、ブームだから呑んでいるという向きも多いと思います。また、料飲店が本格焼酎の正しい飲ませ方を知らず、折角の美味しい焼酎をまずくしてしまっていて、焼酎の味はこんなものであると思ってしまっている人もかなりの数になります。量の普及も大事ですが、これからはどんな局面でも本格焼酎を呑んでもらえるように文化の普及も重要になってくると思います。本格焼酎の文化は鹿児島だけのものではなく、九州全域、そして伊豆諸島の島々にも存在する文化なのですから、そうしたところと共同で啓蒙啓発キャンペーンをしてもいいと思います。

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2007年8月10日

いよいよ2007年の芋焼酎の仕込み開始

リンク: 早くも芋焼酎仕込み 松露酒造.

松露」「心水」でおなじみの松露酒造さんが仕込みに入ったというニュースです。立秋を過ぎた頃から芋焼酎の仕込みが始まります。実際に本格的な仕込みが始まるのは9月くらいからですが、だいたい立秋を過ぎたあたりから早堀のサツマイモが収穫可能になるためです。そして立冬くらいには最初の頃に仕込んだ芋焼酎が新酒として楽しめます。こうしたニュースを見るといよいよ夏も盛りだなぁ、と思います。

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2007年7月20日

前割り焼酎を他人に呑ませると懲役刑!

南九州(宮崎・鹿児島)の芋焼酎圏では、本格焼酎を事前に水で割っておき、アルコールと水を十分なじませてから黒ぢょかや鳩とっくりなどで温めて呑むという習慣があります。これを「前割り焼酎」「前割焼酎」「割水焼酎」などと呼んでいます。多くの本格焼酎がアルコール度数25度となっていますが、前割りしておくことでアルコールの度数は、例えば5:5で割った場合には清酒並みの12.5度くらいになります。風味を楽しみつつ、体にも優しい焼酎を呑むことが出来るという一種の「生活の知恵」で、芋焼酎が呑まれている地域では極めてポピュラーな文化です。南九州での焼酎文化を広めようとしている料飲店さんたちは、南九州での本格焼酎の呑み方を知ってもらおうといろいろなことを試されています。その一環で自分の店でも前割焼酎を出しているケースが多く見られます。

しかし、国税当局は薄められてしまっては酒類の消費が伸びず、税金が減少すると考えたのか、酒税法を改悪してとんでもない条文を紛れ込ませたのです。該当の記述があるのは酒税法第四十三条。この条文では酒類を製造したとみなす行為(みなし製造)がまとめられています。

この第四十三条の5には

第一項の規定にかかわらず、酒類の製造場以外の場所で酒類と水との混和をしたとき(政令で定める場合を除く。)は、新たに酒類を製造したものとみなす。この場合において、当該混和後の酒類の品目は、この法律で別に定める場合を除き、当該混和前の酒類の品目とする。

という規定があります。要するに酒類製造免許のない人や法人が水を混ぜたらそれは新しく酒を造ったことと見なすよ、というとんでもない規定です。

しかし、国税も大酒造メーカーや国外の蒸留酒メーカーには頭が上がらないのか、くだらない例外規定を設けています。それが同法同条10の

前各項の規定は、消費の直前において酒類と他の物品(酒類を含む。)との混和をする場合で政令で定めるときについては、適用しない。
という部分です。さらにこの条文でいう
政令で定めるとき
というのは、酒税法施行令第五十条13で定められています。その条文には
法第四十三条第十項 に規定する消費の直前において酒類と他の物品(酒類を含む。)との混和をする場合で政令で定めるときは、酒場、料理店その他酒類を専ら自己の営業場において飲用に供することを業とする者がその営業場において消費者の求めに応じ、又は酒類の消費者が自ら消費するため、当該混和をするときとする。

と書かれています。これならば注文を受けてから作ることが多い大手居酒屋の酎ハイやサワー類、高級ホテルのバーが提供するウイスキーの水割りなどは除外されるわけです。国内外の大メーカーから怒られないようにうまい抜け道を考えたものです。

先にも書きましたが割水焼酎は九州における飲酒文化の代表事例です。度数の高い焼酎を体に優しく飲むために自然発生した、本格焼酎の文化そのものといえます。これを税金のことしか頭にないこわっぱ役人どもが禁止するとは言語道断です。なぜ度数の高いアルコールを事前に割っておくことが「みなし製造」になるのか、梅酒のみなし製造もそうですが、文化を理解できない、ペーパー試験しか取り柄のない役人どもは今すぐ駆逐したい、そんな思いに駆られる出来事です。

さらにこの条文がひどいのは、もしこれを読んで下さっている皆様が前割り焼酎を造ったとして、それを自分や生計を一にする家族以外の他人と一緒に楽しもうとするとそれも法律違反となるということです。例えばバーベキューでキンキンに冷やした前割り焼酎を持っていく人がいますが、それを他の人にあげてしまうと法律違反となるのです。こんな変な話があって良いのでしょうか?

市井のこうした文化を大事に出来ないようで本当に「美しい国」は実現できるのでしょうか?私ははなはだ疑問です。割水という文化がしっかり理解される日まで、この問題は飲兵衛の立場から継続して取り上げていきます。

※その後国会で動きがありました。こちらで続報を書き、その後の動きにあわせてこちらを追記しました。

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2007年6月22日

本格焼酎の値上げ

リンク: 芋焼酎 1.8リットル100円上げ 来月以降 かす廃棄費上昇.

このBLOGを以前からこのBLOGをご覧頂いている皆様にとってはまたかと思われるかもしれませんが、何度も取り上げているかす処理に関する話題です。この記事では大手がメインですが、中小の蔵でも価格を上げるケースが増えています。非常に誤解が多いのですが、全部のかすが海洋に投棄されていたわけではありません。近隣の農家にかすを無償で譲渡して喜ばれていたケースもあります。むしろ中小蔵ではそちらの方がメインでした。しかし、海洋投棄が禁止されるとともに畑に撒くのもそのままではだめ(土壌への投棄という扱いになってしまう)となってしまったのが大きな原因なのです。この辺の事情に関しては以前の記事、「焼酎かす処理のあれこれ」(2005年1月19日)と「小規模蔵の焼酎かす処理に特例を」(2006年8月24日)をご覧頂ければ幸いです。

ただ、今回、多くの蔵が値上げしているのは必ずしもかす処理だけではありません。本格焼酎や泡盛は蒸留という工程が必要になりますが、蒸留はボイラーを用いて行うことが多く、燃料代はかなりの金額となります。原油価格は、一時期に比べて下がったとはいえ、引き続き高水準で推移しています。当然燃料価格も上がっており、今までは企業努力で何とか吸収してきたものもこの水準が長く続いていることで値上げも考えなければならないという状況になっているのも事実です。

呑兵衛として値上げは反対したいところではあるのですが、このような事情を見ていくとしかたないのかもしれないと思っていたりもします。皆様も是非ご理解頂ければ嬉しく思います。

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2007年6月19日

鹿児島県の酒造組合が統合へ

リンク: 鹿県内の酒造組合が10月一本化

鹿児島県内の酒造組合は各地域毎に分割されています。そのため、鹿児島県全体の酒造組合はなく、鹿児島県酒造組合連合会という酒造組合の連合体が存在しています。それらの個別酒造組合を統合して連合会を解体した上で、改めて「鹿児島県酒造組合」とするというニュースです。「薩摩」がTRIPS協定の産地保護対象となったことが今回の統合につながったのでしょう。いままでも連合会としてのイベントをすることが多かったのですが、これからは、より細やかな対応が鹿児島県全体で取れるようになると期待しています。

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2007年6月14日

台湾で無断登録された「泡盛」が取り消し裁定

リンク: 「泡盛」商標取り消し 台湾政府が裁決 琉球新報.

少し前の話題ですが、情報を入手しましたので記事にします。

琉球泡盛はTRIPS協定第23条(知的所有権の貿易関連の側面に関する協定)に基づいて、地理的表示の保護がなされています。ただし、これは「琉球」という地名に対してのみで「泡盛」という単独用語に関しては保護の対象ではありません。また、泡盛と同じ製法のアルコール飲料は台湾などでも生産されています。しかし、これから世界市場で日本発のスピリッツを広めていこうという矢先に「泡盛」が全く関係のない会社によって商標登録されてしまうのはやはり問題が多いと思います。今回の裁決はラッキーだったといえるでしょう。

焼酎でも事情は同じです。確かに「球磨」「壱岐」「薩摩」は地名自体は保護されていますが、焼酎という名称は世界的にも保護の対象ではなく、誰でも商標登録することが可能です。また、TRIPS協定非締結国にはこの保護義務は適用されないという側面もあります。是非とも日本酒造組合中央会にはいち早く動いて頂いて、商標保護制度が発効している国では「本格焼酎」や「本場泡盛」「球磨焼酎」「壱岐焼酎」「薩摩焼酎」などを商標登録してほしいところです。これは日本の国酒である本格焼酎が世界中で親しまれるようにするための大事な一歩だと思います。

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2007年6月 8日

鹿児島県酒造組合連合会が薩摩焼酎の認証マークを公募

リンク: 鹿児島県酒造組合連合会「薩摩焼酎」認証マーク募集.

以前、「薩摩」が国際的な地理的表示として認められたことをこのBLOGでもお伝えしましたが、「薩摩焼酎」を名乗るための条件を満たした本格焼酎に付けるための認証マークをこの度公募することになったそうです。募集期間は2007年6月30日までとなっています。もし選ばれると今後出荷される「薩摩焼酎」に自分の書いたマークが付けられるわけですからすごいことですよね。絵に憶えのある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

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2007年5月 2日

平成19年熊本国税局酒類鑑評会

鹿児島県酒造組合連合会が主催する鹿児島県本格焼酎鑑評会の結果は毎年のこのBLOGでもお伝えしておりましたが、今年からは熊本国税局が主催する酒類鑑評会に関しても結果をお伝えしていこうと考えております。

少し前の話題となりますが、今年の酒類鑑評会の結果は4月19日に発表となりました。平成19年熊本国税局酒類鑑評会で受賞製造場代表・受賞製造責任者代表となった蔵は以下の通りです。()内は所在県・受賞銘柄・主原料。

受賞された各蔵の皆様おめでとうございました。

なお、清酒も含めた入賞全銘柄に関しては熊本国税局の公式発表をご覧ください。

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2007年4月 5日

球磨焼酎のロゴマーク決まる

少し前のニュースになりますが、2007年3月21日に球磨焼酎酒造組合は球磨焼酎に関する統一ロゴを策定しました。米粒にひらがなの「く」を図案化したもので、今後は球磨焼酎各銘柄に付けるほか、ポスターなどにも活用していくそうです。見本では米粒の色は水色に塗られていたのですが、商品ラベルなどによってこの色は変化するとのこと。今回のロゴ策定に併せて球磨焼酎酒造組合の公式サイトも立ち上げるそうで、どんなサイトになるのか楽しみです。

芋焼酎ブームが去りつつあり、ブームの恩恵を必ずしも受けきれなかった面のある球磨焼酎ですが、広報活動によって、少しでも球磨焼酎のおいしさに目覚める方が増えてくれれば嬉しいのですが……。これをご覧の皆様も芋一辺倒ではなく、ぜひとも美味しい米で作られた球磨焼酎をお試し下さい。ライトな焼酎から何十年も寝かせた逸品まで様々な世界が広がっています。芋とは違った味わいに驚くことでしょう。

公式サイトの開設が確認出来ましたらまたこのBLOGでもお知らせ致します。

2007/06/06追記.球磨焼酎酒造組合の公式サイトが完成していたようです。アドレスはhttp://www.kumashochu.or.jp/になります。

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2007年2月18日

平成18年度鹿児島県本格焼酎鑑評会表彰式

BLOGを始めてから毎年ご紹介している鹿児島県本格焼酎鑑評会の結果ですが、今年も発表になりましたのでBLOGにてご紹介致します。平成18酒造年度の鹿児島県本格焼酎鑑評会各部門の総裁賞代表受賞の蔵は以下の通りです。()内は受賞銘柄。

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2006年10月24日

いもばかりが焼酎ではありません!

リンク: [球磨焼酎苦戦 「芋」に押され販売量2年連続減 酒造組合05年度まとめ] / 熊本 / 西日本新聞.

どうしてもいもに注目が集まりがちですが、日本の国酒である本格焼酎の良さはいもばかり呑んでいても判りません。

本格焼酎が他の蒸留酒と違うのは掛け合わせる材料を変えるだけで味わいが様々に変化することといっても良いでしょう。いもにはいもの良さがあり、麦には麦の良さがあり、そして米には米の良さがあります。せっかく焼酎を呑むようになったのにいもしか呑まないなんて人生の半分以上を損しています。

普段はいもを呑んでいても目先を変えることで楽しみのバリエーションが増えることでしょう。居酒屋やバーへ行って米や麦があったらぜひ色々と呑んでみて下さい。様々な味わいがあり、いもとは違った美味さに驚くことでしょう。

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2006年9月 2日

水害罹災の小牧醸造、仕込み再開!

リンク: 豪雨被災の焼酎工場 40日ぶり仕込み再開.

小牧醸造の焼酎をぜひ!で取り上げました小牧醸造さんが仕込みを再開されたようです。今回仕込んだ焼酎は10月下旬くらいに出荷されるそうなので復興第一号を買って賞味したいと思います。皆さんも引き続き、ご支援をお願い致します!

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2006年8月24日

小規模蔵の焼酎かす処理に特例を

リンク: 鹿児島の焼酎各社、焼酎かす処理対策急ピッチ.

以前、このBLOGで焼酎かす処理のあれこれという記事を書きましたが、これの続報的な記事です。法律で義務化されてしまうため、資本の大きなところ以外は日経の記事にあるとおり、処理プラントを共同で建てています。しかし、ブームとは無縁であった蔵はいまでもどうするのか頭を抱えています。また、年間生産量が100石程度の小さな蔵も余力がなく、下手をすると"滓処理倒産"なども出かねません。近所の農家に喜ばれていたものが全く正反対の厄介者となり、多額の処理費用を負担するというのは、やはり解せないところがあります。

もちろん、こうした強制力の結果、逆に処理された焼酎かすが商品として注目されているという事情は承知しています。しかし、実際にはプラントを売る商社でもなければ誰も得のない施策なのも事実です。もちろんロンドン条約による海洋投棄の禁止は遵守しなければなりません。ただ、海洋投棄とは全く無縁であった小規模蔵まで一律でこれを強制するのはいかがなものでしょう。政策を変えるのはなかなか難しいかもしれませんが、いまからでも一定生産量以下の蔵は何らかの特恵処置を採れないか、ぜひとも関係省庁には検討をして欲しいと思います。

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2006年8月10日

2005酒造年度の鹿児島県本格焼酎生産量・出荷量まとまる

リンク: 鹿児島の芋焼酎出荷、伸び鈍化.
リンク: 焼酎出荷量最多8.9%増/鹿県産05酒造年度.

2005酒造年度(1酒造年度は7月から翌年6月までで区切ります)における鹿児島県産の焼酎に関するデータがまとまったということで日本経済新聞と南日本新聞が記事を配信しています。ところが、同じデータを使用しているにもかかわらず、見出しは全く正反対となっています。まさにデータのマジックという感じですが、実際はどうなのかをきちんと見てみたいと思います。

肝心の数値データですが、これは南日本新聞に年度の推移とともに掲載されています。これを見ると確かに出荷量は最多を記録しています。しかし、伸びがここ2年で鈍化しているのは紛れもない事実です。「ブーム」と呼ばれる現象は落ち着きを見せたといえるでしょう。その意味で南日本新聞に記載されている

同連合会は生産量減について「麦やそばが落ちたが、芋は15%以上の伸び。全体として前年並みとみるべきだ」と分析。「出荷量も過去最高で来年は15万キロリットルを超えるのではないか。芋中心に焼酎ブームは続いている」とみている。

というのは不正確といえます。それでは日本経済新聞の記載はどうでしょうか。
芋焼酎は好調だが、麦焼酎、米焼酎の不振で、全体の伸び率は同5.8ポイント下がり一ケタとなった。

これに関しては異論があります。各蔵元はいも焼酎に掛かりきりとなっているため、麦や米の生産を少なくしているという見方が正しいのではないでしょうか。また、いも焼酎で経営が成り立つため、麦や米を無理して仕込んで売りさばかなくても良くなってきたという側面もあると思います。一方では閑散期の対策としての「桶売り」もしっかりと続けており、「県外未納税移出(おけ売り)は0.2%増の6万6000キロリットル」(南日本新聞)とあります。つまり、自社で販売をする米焼酎や麦焼酎を減らした、あるいは鹿児島県外の蔵へいも焼酎の桶売りをした蔵も結構ある、のどちらかということでしょう。個人的な感想としては鹿児島県外へのいも焼酎の桶売りも増えていると見るのが正しいような気がします。

いずれにしても成長は鈍化しています。関係者の皆様におかれましては、ここで気合いを入れ直していただき、ぜひともロックばかりではなくお湯割りで飲める食中酒としてのいも焼酎の良さを普及啓蒙する活動を行ってほしいと思うところです。このままロック一辺倒では早晩焼酎は廃れていきます。いも焼酎は食中酒としてお湯割りや水割りで美味しく飲めるのだ、というもう一段の活動がこれからは重要だと思います。本当に本格焼酎が日本全国の飲食店で根付いて行くにはこれからの舵取りが問われるのではないでしょうか。

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2006年8月 5日

小牧醸造の焼酎をぜひ!

リンク: 豪雨で工場浸水 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).
リンク: 小牧醸造株式会社.

先日、九州地方では大水害が発生しました。特に鹿児島県北部ではその被害が大きく、上でリンクしている小牧醸造さんは川内川が氾濫してしまったことで蔵が水没するという大被害を受けました。蔵が水没というのはすなわち土中に埋まっている甕なども全て水没してしまうということであり、生産を再開するにはそれらを一回消毒する必要があります。蔵が蔵の中を消毒するということはどういうことか。蔵にいる有益な酵母菌も全て一回死滅させてしまうということにほかならないのです。これは蔵元にとっては大打撃です。その上、出荷のために倉庫においていた焼酎も全て水没して使い物にならなくなり、さらに偶然にも設備を新しくしたばかりで、新しい機械類も全て稼働しなくなってしまいました。読売新聞の報道などを参考にすると億を超える損害が発生している可能性があります。

小牧醸造さんは非常に先駆的な取り組みを多くされていることで焼酎好きの間では有名です。他の蔵に先駆けて行われた大手酒造メーカー・宝酒造とのコラボレーションや青果用のサツマイモであるベニアズマを使用した「紅小牧」など、その取り組みは賛否両論色々あったのも事実です。

しかし、水害による被害は蔵のせいではありません。私自身は小牧醸造さんとは何にも関わりのない一介の飲兵衛ですが、こんなことで旨い焼酎を造る蔵が潰れてしまっては焼酎好きにとっても大きな損失になると考えています。いつも呑んでいる焼酎を一旦おいて頂きまして、機会がありましたらぜひとも小牧醸造さんの焼酎を購入して下さい。我々遠隔地の飲兵衛が小牧醸造さんの再建を応援するには小牧醸造さんの焼酎を買うことが一番の支援です。現在自社サイトからの通信販売は取りやめておられるようですが、市場には既出荷分が出回っています。例えば「一刻者」は近くのコンビニエンスストアやスーパーで販売されていると思います。これを買うだけでも十分応援になります。また、この蔵が作っている銘柄は公式サイトにも載っていますので店頭で見つけられたらぜひとも購入して下さい。

このBLOGでも小牧醸造さんの今後に注目して、応援していきたいと考えています。

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2006年4月26日

球磨焼酎酒造組合がとジェトロとスコットランド視察

リンク: 球磨焼酎組合「スコッチ」本場にミッション団(06/04/26).

人気が高くなって、海外進出を考えるとまず売らんかなの姿勢が見えてしまうものですが、今回の派遣はなかなか有意義になりそうです。球磨焼酎はWTOでもきちんと保護されたブランド名ですから、製法や原料の独自性は十分持っていると思います。スコッチの良いところを球磨焼酎が元々持っている良い点とうまく「ブレンド」して更に良いものとなってくれれば飲兵衛としては大変に嬉しいところです。

どのような成果が今後出てくるのか楽しみに見守りたいと思います。ところでこの派遣団には繊月さんは参加するのですかね?

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2006年2月20日

平成17年度鹿児島県本格焼酎鑑評会表彰式

平成17酒造年度の鹿児島県本格焼酎鑑評会各部門の総裁賞代表受賞の蔵が発表されました。は以下の通りです。()内は受賞銘柄。

  • 甘藷の部……南洲酒造(さつま島美人(25度)(35度)
    ※市場に出回っているさつま島美人は複数の蔵元で蒸留された焼酎の原酒をブレンドしたものですが、鑑評会には各蔵元が個別に出品しています。

  • 黒糖の部……松永酒造場(奄美
    ※市場に出回っている奄美は複数の蔵元で蒸留された焼酎の原酒をブレンドしたものですが、鑑評会には各蔵元が個別に出品しています。

  • 米・麦の部……本坊酒造(屋久の碧玉・麦焼酎)

    受賞された各蔵の皆様おめでとうございました。

    ※二年度前の鹿児島県本格焼酎鑑評会から米の部と麦の部に関しては米の部と麦の部を統合して総裁賞代表受賞を決定しています。

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